US LEGAL AID FOR LEADERS
アメリカで働く人のための
「知っておこう(STOK)」セミナー
アメリカで働いている企業の方々、またはアメリカに駐在する予定のある方向けに、アメリカの法律、ビジネス・会計の最新事情など、知っておきたいアメリカならではのトピックをシリーズでお届けします。その名も「知っておこう(STOK)」シリーズ! 各分野において、実際にアメリカで事業を行っている専門家から直接情報が聞ける良い機会です。これまで、以下のようなセミナーを実施いたしました。
第1回
知っておこう「スマートな弁護士の使い方」 動画リンク
第1回は「アメリカにおけるスマートな弁護士の使い方」です。アメリカでビジネスをする上で、法律や弁護士とのかかわりは避けられません。どうしたら賢く弁護士を使うことができるのかについてのセミナーを、以下の日時で開催いたします。
日程: 2023年2月27日(月)→開催済み
内容:
第1回 知っておこう「アメリカにおけるスマートな弁護士の使い方」
講師:内藤博久(Moses & Singerニューヨーク州・テキサス州弁護士)
・アメリカ弁護士の特徴:Specialization(専門化)
・アメリカ法律事務所の強み・弱み
・弁護士費用体系
・アメリカビジネスにおいて弁護士が必要となる理由
・日本人弁護士の役割
・ちょっとした弁護士の愚痴:心の中で弁護士がクライアントさんに思っていること
第1回 担当講師:
内藤博久 (Hirohisa Naito) ニューヨーク州・テキサス州 弁護士
100年の歴史を有する米国の法律事務所Moses & Singer LLPにて労働法、企業法務、知的財産権などを専門に扱う弁護士。米国に進出する日本企業の雇用労働法務、社内規則の作成、労働訴訟、雇用契約関係、労働委員会や当局の各種紛争案件を取り扱っている。また、日本企業の米国進出を支援するための法律業務を幅広く行っており、本セミナーシリーズの発起人。
第2回
知っておこう「アメリカにおける雇用・労働・人事労務管理」
第2回は「アメリカにおける雇用・労働・人事労務管理」です。訴訟大国とも言われるアメリカにおいて、従業員を雇用する上で正確な知識をもっておくことは非常に重要です。そこで今回は、皆様が分かっているようで正確には理解できていないかもしれない基礎知識を中心に、最近のトレンドについても解説させていただきます。
内容:第2回 知っておこう「アメリカにおける雇用・労働・人事労務管理」
日程: 2023年3月15日(水)→開催済み
担当講師:
三ツ木 良太(Ryota Mitsugi), Founder and C.E.O., America HR Management / President and C.E.O., Mitsugi International Corporation
米国における企業経営・雇用・労働・人事労務管理等を専門とするビジネス/マネジメント・コンサルタント。米国におけるHuman Resources(HR)の二大上級プロフェッショナル資格と呼ばれる「Senior Professional in Human ResourcesⓇ (SPHRⓇ)」と「SHRM Senior Certified Professional (SHRM-SCP)」の両方を保有。イリノイ州シカゴ生まれ。学習院大学法学部を卒業後、日本電信電話株式会社(NTT)、ニューヨークに本社を置くコンサルティング会社を経て、主に米国新規進出を目指す日本企業や在米日系企業をサポートするMitsugi International Corporation(略称「M.I.C.」)を設立。(途中、ロサンゼルスに本社を置く人事労務管理専門のコンサルティング会社の社長も務める。) 各地の商工会等での講演・セミナー実績多数。また、月刊ビジネス情報誌『企業概況ニュース』でのコラム連載をはじめ、マネジメント、人事労務管理、組織開発や人材開発等に関する記事も多数執筆。
第3回
知っておこう「アメリカのプライバシー保護法」
第3回は、企業にとって民事および刑事訴訟につながるリスクの高い、個人情報の扱いに関するプライバシー保護に関してです。連邦法と州法が複雑に絡み合うアメリカにおいて、業界企業や従業員がどのようなプライバシー保護の責任を負うかについて解説します。
日程: 2023年4月19日(水) →開催済み
*本セミナーは英語で実施しますが、日本語の同時通訳でもご視聴いただけます。
担当講師:
Linda A. Malek (Moses Singer弁護士)
ヘルスケア、プライバシー、サイバーセキュリティが専門。MS Strategic Solutions のシニア マネージング ディレクター。6年連続でNew York Metro Super Lawyers® に選ばれ、から 6 年連続でBest Lawyers in America に選出され、2022年、2021年のBest Lawyers in America に選出された。
Jason Johnson (Moses Singer弁護士)
ヘルスケア、プライバシー、サイバーセキュリティ、および知的財産が専門。MS Strategic Solutions のシニア マネージング ディレクター。米国および欧州の法律に基づくデータのプライバシーおよびセキュリティに関連するコンプライアンスの問題、製品開発、マーケティング、臨床研究、およびビジネスの問題に従事している。
Orson Lucas(KPMGアドバイザリー、サイバーセキュリティサービス担当プリンシパル)
18年以上にわたり、情報ガバナンスとプライバシーの評価と戦略策定、合併後のセキュリティ統合、規制基準や要件のコンプライアンス評価や情報セキュリティポリシー策定やITプロセス設計強化などを専門とする。
第4回
知っておこう「中南米市場へのアプローチ方法」
ロックダウン、サプライチェーン問題、インフレ、利上げ―コロナ以降、各国は多くの課題に直面しています。メキシコやブラジルなど中南米諸国も例外ではなく、消費市場としての高い潜在性、米国や日本などアジア諸国との経済的なつながり等を考慮すると、日本企業にとって無視できる地域ではありません。また、米国や日本とは言語、文化、風土、政治体制、法規則が大きく異なる中南米市場の攻略は簡単ではないのです。第4回では、中南米市場にフォーカスし、政治経済やビジネス環境の最新情報、そして市場へのアプローチ方法を解説します。
日程: 2023年5月24日(水) →開催済み
第4回 担当講師:水野 亮(Ryo Mizuno)
Executive Researcher/Consultant, Teruko Weinberg, Inc.,
アメリカ、ブラジル、ドミニカ共和国、ニカラグア、タイなどで政府機関やマーケットリサーチ会社での駐在経験、前職の日本貿易振興機構(ジェトロ)在勤中には東京本部やニューヨーク事務所にて中南米・アメリカ市場や通商政策などに関する調査業務に従事。中南米・アメリカ地域に幅広い人脈を有する。米コロンビア大学国際関係・公共政策大学院卒。著書には「中南米ビジネス拠点の比較とアメリカ企業の活用事例」「アメリカからの中南米市場戦略」「FTAガイドブック2007」「FTA新時代」「ブラジルの電力危機」など多数。
第5回
知っておこう「アメリカの美的センス」
日本の伝統文化である着物の生地を生かしたメンズウェアの制作でメディアに注目され、世界各国でファッションショーを実施しているデザイナーである講師が、日本の伝統文化がいかにアメリカで受け入れられているか、そして日本の文化がいかに盗用されているかについて、STOK主催者の内藤弁護士と対談形式で解説。アメリカならではの美的センスとは何かについて語ります。
日程: 2023年5月31日(水)→ 開催済み
担当講師:浅井広海(Hiromi Asai) デザイナー
Mode & Classic LLC代表、Kimono Hiro NY代表、Lunar Maria 代表、作家、双子男児の母
着物をつくる職人の伝統技術を次世代に引き継ぎたいとの思いから、世界市場に挑む着物の本質をその形状ではなく、素材・生地に求め、独特な世界観を着物で表現。ニューヨークコレクションにて、史上初の伝統的な着物によるファッションショーを実現し、その後、毎シーズン、ニューヨーク、パリ、マイアミのコレクションで新作を発表。Vogue、Elle、Figallo、Harper's BAZAARをはじめとする多くのファッションメディアで注目を集めるとともに、NBC ネットワーク、英国The Independent紙、Newsweek誌、さらに日本の全国紙でも多数、その取り組みが紹介されている。
第6回
「米国駐在員が知っておきたい税務の基礎知識」
パンデミックで停滞していた日本企業によるアメリカへの投資や進出が、ポストコロナで加速しています。米国進出をご検討されている日本企業の経営企画/海外事業/財務経営部門等の管理者様、すでに米国進出されている企業の駐在員様向けに、法人税・売上税・償却資産税等、米国法人に関係する米国税務の「基本のキ」を幅広く分かりやすく解説します。
日程: 2023年6月20日(火)→開催済み
担当講師:松本剛(Go Matsumoto) 米国公認会計士
Hotta Liesenberg Saito LLP、Advisory部門パートナー、NY事務所責任者
米国にて会計専攻で大学卒業後、1998年にロスアンゼルス事務所に入所し、日系企業に対する監査・税務・アドバイザリー業務に従事。2005年から10年間、東京事務所にて外資系企業に対する監査・会計アドバイザりーに従事。2015年に米国に戻り、ニューヨーク事務所にてアドバイザリー部門を立ち上げ、現在、アドバイザリー部門パートナー/ニューヨーク事務所の責任者として、25年間に亘る日米での実務経験を活かし、米国進出企業に対し様々な会計・税務サポートを提供。また、2022年には、日本発の国際ネットワークとして世界11か国・31都市をカバーするASTHOM partnersの立ち上げプロジェクトに参画し、取締役に就任。
第7回
知っておこう「日本の知的財産権の戦略:2023年の動向」
グローバルビジネスにおいて、知的財産権は企業の競争力の源泉となる。知財の取得、保護、活用に対する、日本企業の動向について、知的財産管理検定のファウンダーである講師が解説。また、このような検定を作った経緯や、企業が求めるこれから知財人、知財の重要性について語る。
日程: 2023年8月13日(日)→開催済み
担当講師:金井倫之(Tomoyuki Kanai) 弁理士・ニューヨーク州弁護士
政府系金融機関勤務などを経て現職。2014年、Fordham Law SchoolのFashion lawセミナーに参加したことを契機に日本でFashion Law Institute Japanの立ち上げに取り組む。特許事務所ではアパレル企業等の国際的なブランド・デザインプロテクションに携わる。主な論文に「ファッション・ロー概論~ファッション・ビジネスと 法的保護~」(IPマネジメントレビュー15号)などがある。青山学院大学客員教授、金沢工業大学大学院客員教授、文化服装服装学院非常勤講師、杉野服飾大学非常勤講師、日本工業所有権法学会会員、著作権法学会会員、経済産業省「ファッション未来研究会 ~ファッションローワーキンググループ(WG)~」委員(2022年)。
第8回
知っておこう「クロスボーダーM&A」
日本国内と違い、海外企業を買収するクロスボーダーM&Aは注意を払う点がいくつかあります。海外M&Aならではの進め方や気を付けておく点などをご説明し、不必要な時間とコストをかけず、クロスボーダーM&Aを成功させる手順をお話し致します。
日程: 2023年9月21日(木) →開催済み
担当講師:野並 淳一 (Sanzo Management, LLC社長)
金融業界28年。野村證券でキャリアをスタートさせ、運用資産7兆円を超えるUSの大手株式運用会社Julius Baer Asset Management にて日本株ファンドマネージャーを担当。その後、チームごとスピンオフしたR Squared Capital にてUS株を除くグローバル株式投資の投資最高責任者(CIO)を務めインベストメントチーム全体を率いる。2018年にクロスボーダー専門のM&Aアドバイザリー会社、Sanzo Management を創業。大阪大学法学部、MIT MBA卒。
第9回
知っておこう「アメリカのロースクール」
アメリカのロースクールとはどんなところでしょうか。今回は、今年アメリカのロースクールを卒業し、現在アメリカの法律事務所で研修中の2名の日本人弁護士から、アメリカのロースクールでの生活や体験について話を伺いたいと思います。出願までのプロセス、ロースクールの授業内容、学生同士の交流、英語の勉強、社会人留学の意義などなどいろんな話を聞いてみましょう。
日程: 2023年10月18日(水) →開催済み
脇山泰朋(Yasutomo Wakiyama)
京都大学、大阪大学法科大学院卒。2013年弁護士登録。弁護士法人東町法律事務所(神戸)勤務。主たる業務は、訴訟・紛争解決、倒産・事業再生、不正調査、一般企業法務等。2022年からFordham Law School(LLM in Fashion Law)に留学し、主にファッションロー(アパレル・ファッション業界が関わる法分野)を勉強し、2023年5月卒業。現在、Moses Singer(New York)にて研修中。
塚本鳩耶(Hatoka Tsukamoto)
大阪大学、同大学法科大学院卒業。2013年弁護士登録。紀尾井坂テーミス綜合法律事務所(東京)に所属。企業法務全般に従事し、クロスボーダー案件にも精力的に取り組む。2022年、University of Virginia School of Law へ留学。コーポレート関連の講義を中心に受講しつつ、ビジネスと人権をテーマにしたプロボノ活動やパレスティナへの旅行等にも参加。現在は、Masuda Funai Eifert & Mitchellのシカゴオフィスで研修中。
第10回
知っておこう「知的財産権とブランドの保護」>開催済み
ビジネスがソーシャルメディアやEコマースなど、バーチャルへ移行するにつれ、偽サイト、なりすまし販売、模倣品など、ブランド価値が希釈化される問題が年々増えています。これらを放置しておくと、ブランドを傷つけるだけではなく、国際社会でビジネスを行うための競争力を失うことになってしまいます。
そこで、今回のSTOKでは、企業の「ブランド」を守るため、商標権を保護する仕組みについて解説いたします。
今後STOKでは、知的財産権のセミナーをシリーズで企画していく予定です。今回はその第1弾として「商標権」に関してです。
日程: 2023年11月29日(水) →開催済み
担当講師:
内藤博久 (Hirohisa Naito) ニューヨーク州・テキサス州 弁護士
100年の歴史を有する米国の法律事務所Moses Singer LLPにて労働法、企業法務、知的財産権などを専門に扱う弁護士。米国に進出する日本企業の雇用労働法務、社内規則の作成、労働訴訟、雇用契約関係、労働委員会や当局の各種紛争案件を取り扱っている。また、日本企業の米国進出を支援するための法律業務を幅広く行っており、本セミナーシリーズの発起人。
第11回
知っておこう「アメリカのかたち」
3人のパネリストを、ニューヨーク州、テキサス州、カリフォルニア州からお招きし、それぞれにとっての「私にとってのアメリカ」や「もっと知ってもらいたいアメリカ」をテーマに語っていただきます。近年のアメリカの政治・経済、それぞれの州から見たアメリカ、今知っておくべき話題、場所、注目のトピックなど。様々な分野のお話が聞けるかと思います。それぞれのパネリストがアメリカに来た理由、アメリカに期待することを通して、この国の魅力が再発見できるかもしれません。
日程: 2023年12月21日(木)→開催済み
担当講師:
小林浩子(Hiroko Kobayashi) ヒューストン日本商工会
兵庫県明石市出身。高校の交換学生として初渡米し、在米歴計約40年。University of Houston卒業(BS in Psychology & MBA)。Kobe YMCA (International Relations)、The Klein Partnership (Business Strategy & PR Consultant)、Freelance Researcher/Reporter/Translator等を経て現職へ。ヒューストン日本語補習校では約4年間教鞭をとり、小学校5年生や高等部SATクラスを担当。趣味は音楽鑑賞/編集で、Houston Civic Symphony Orchestraにビオラ奏者として約7年間在籍。
コーフマン雅子(Masako Kaufman)ユナイテッドアローズ(UA)
30年にわたり、ファッションコンサルタント会社を経営し、数多くのアメリカのブランドとの架け橋として、日本市場に数々のブランドを紹介。現在は、ユナイテッドアローズ(UA)社のNY駐在員として、アメリカの新興ブランドの発掘、市場リサーチ、さらにUA社とブランドの戦略的な企画に携わっている。キャリアの初期には医学関係に携わり、アメリカでは日本の製薬会社で経験を積み、渡米前は薬剤師としてのキャリアを築いている。
長井慎吾(Shingo Nagai)Venture Partner, Pegasus Tech Ventures
2001年日本貿易振興機構(ジェトロ)入構、2010年ジェトロニューヨークセンター駐在(日系企業支援担当ディレクター)、2013年 SHINDO USAカントリーヘッド着任、2021年 Pegasus Tech Ventures(在シリコンバレーVC)Venture Partner(〜現職)、北海道出身、在米14年目。